第二抵当以下で全ての金融機関が貸してくれる訳ではありませんが、専門機関に依頼すれば二番抵当でも不動産担保ローンを利用できる場合があります。

第二抵当でも借りれる不動産担保ローン

第二抵当でも借りれる不動産担保ローン

抵当権二位以下で借りるならノンバンクの不動産担保ローン

ノンバンクってどういう意味?

直訳すると『銀行以外』となります。銀行のように預金業務を行わずに、信用供与(資金の貸し付けなど)を業務とする金融機関のことです。
消費者金融、クレジット会社、信販会社、リース会社などがこれにあたります。
銀行以外の金融機関(お金を借りれる所)がノンバンクという理解で大丈夫です。

『銀行=安心して借りれる』とは限らない

多くの人が銀行から借りたがるのは、金利だけでなく安心感も関係してくると思います。

安心感を求める理由には、『万一のときに強引な取り立てに合うのではないか』といった不安があるのではないでしょうか。

銀行も結局は保証会社を利用して万一の延滞に備えています。また債権回収業者(サービサー)に債権を売却することもあるため、結局のところ取り立てをするのは銀行以外のところになります。したがって「銀行なら安心」とはなりません。

現在では貸金業法が厳しくなり、金融庁の監視も厳しくなっているため、『返せないなら担保は即売却』というような乱暴な営業をしているノンバンク融資会社はありません。

また多くの人は不動産担保ローンを選ぶとき、下記のような順番でどこから借りるか選ぶことが多いでしょう。

  1. メガバンク
  2. 地元の地方銀行
  3. 信用金庫、信用組合
  4. ノンバンク

オンライン申し込みに抵抗のない方なら、ネット銀行の不動産担保ローンも検討されるでしょう。
メガバンクでは審査に落ちた人は、どうしても資金が必要な場合その他のところに順次申し込みます。
つまり、メガバンク、地方銀行などのローン審査に落ちた人がノンバンクに流れる構図があります。

申し込みブラックに注意!

ここで気を付けたいのは、ノンバンクの審査には通るけどメガバンクや地方銀行では審査に通らない人がいる訳ですが、こうした人は申し込みブラックになってしまう可能性があるということです。
短期間に次々の金融機関に申し込みをすると、怪しい動きをしているとしてブラックリスト入りしてしまうことがあります。
メガバンクも一つだけではありませんし、地方銀行もいくつかあります。それらに一通り申し込みしてみたあとにノンバンクに申し込んでも、普通なら審査に通っていたはずの人がブラック視されて審査に落ちるということがあります。
もうすでに次々申し込んでしまった人は、最後の申し込みから半年以上期間を開けると、申し込みブラックのリストからは外れますので、申し込みブラックが理由で審査に落ちることはなくなります。

どうやって見極める?

見積もりをとりましょう。見積もりだけならお金がかからないところも多いので、メガバンク、地方銀行、ノンバンクと見積もりを取ってみて、自分がどの金融機関で借りるのが最適なのか調べましょう。見積もりの段階では念入りに詳しく調査する訳ではありませんが、おおざっぱなところは分かるので、もし見積もりの段階ですでに貸せないような担保なら『この担保でうちの銀行から融資するのは難しい』というのは教えてもらえます。そうすれば通らないと分かっているところに申し込みせずに済みます。

見積もり無料のノンバンク不動産担保ローン

銀行は第一抵当でなければ貸さない

抵当権○位とありますが、返済できなくなった時に、不動産を売ったお金で弁済を受けられる順位になります。

抵当権第一位のA銀行…借入残高250万円、抵当権第二位のB社…借入残高300万円、抵当権第三位のC社…借入残高80万円
この状態で債務不履行に陥り、担保を売却して600万円の資金ができたとします。
この場合、A銀行にまず250万円の弁済がされ、残り350万円のうちからB社に300万円の弁済がされ、C社には残りの50万円で弁済がされます。
A銀行よりB社の方が残額が大きいからといって、優先されることはありません。あくまで抵当順位通りの順番で弁済が行われます。

しかしこれではC社に対して30万円分の弁済がされないことになりますよね?これを『担保割れ』もしくは『オーバーローン』と言います。

銀行はこの担保割れやオーバーローンを確実に避けたいがため、抵当権第一位以外では融資を認めないのです。
銀行で融資されるお金の資金源は、元はその銀行に預金している人のものですので、万が一にでもなくす訳にはいきません。慎重に慎重を重ねた運用になり、自然に審査は厳しいものになります。

担保を売っても足りない分はどうなるの?

返済の義務があります
「そもそも返済できなくなったから担保不動産を手放したのに、どうやって返せって言うの!?」と思われるでしょうが、このままでは担保を失ったからといってチャラにはなりません。
どうしても返済が無理なのであれば、弁護士に依頼して債務整理する必要があります。

債務整理では借金を返済できる金額まで減らしてもらうか、自己破産して借金をチャラにするなどの手続きを行うことになります。

ノンバンクでも自己資金なら借りやすい

もちろんノンバンクの不動産担保ローン融資でも、銀行から借りたお金で融資するところもあります。
ですが多くはありませんが自社の資金で融資をしているところもあるので、そういった所で借りると審査も厳しすぎず、借りやすくなっています。

自社の資金で貸してくれる不動産担保ローン

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